都会の遊び場

A
「友人と会う」ために、渋谷のカレー屋さんへ行った。音楽制作の話や、ばらばらな地元のトークなどに花を咲かせながら、美味しいカレーをいただく。自宅からの往復と、ご飯代、合わせて4,000円。


B
「友人と会う」ために、高円寺で待ち合わせ。古着屋巡りをして結局何も買わず、歩き疲れたのでカフェに入った。カフェでは置いてあった「ミッケ!」(写真の中から指定された対象物を探す絵本)でずいぶん遊んだ。自宅からの往復とカフェ代、合わせて1,300円。


東京は、友人と会う・遊ぶためにとにかくお金がかかる。Aの帰り道、お金の使い方について、遊ぶということについて、すごく考え込んでしまった。しかしBの体験をして、遊ぶってこういうことだよなぁと思ったりもした。これで交通費がゼロなら自分の目指す遊びにかなり近い。

東京は金がかかると書いたが、友達と一緒にボードゲームしてる分には金はかからない。しかし実際に集まるとなると、みんなの家の中間地点でありターミナルな場所(新宿、渋谷、池袋、秋葉原…)になってしまいがち。そしてそこに「誰かの家」はないので、結果的にお店にご飯を食べに行く、という流れになる。気づけばチリツモで交際費や飲食代が膨れ上がっていく。

これを解決する方法はとってもシンプルだ。友人と同じ家に住む(シェアハウス)か、ご近所に住むかだ。

地元に住んでいたとき、近くに友人もいたし、ふらっと集まれる場所もあった。これって生活を豊かにするためにめちゃくちゃ重要なんだな、と気付かされた。近くのシェアハウスに集まって夜な夜な雑談をしたり、言葉遊びをしたり、人生について語り合ったり、SNSなんて開かなくてもたしかな人間的つながりがそこにあった。シェアハウスだけではなく、ゲストハウスやごはん屋さん、いろいろなところに安心できるコミュニティがあった。

お金はほとんどかからない。お金を使うことが悪いとか、貯めることがいいとか、そういうことを言いたいのではない。遊びに細かくお金を使うことは、自分にとって精神衛生上あまり良くない、というだけの話だ。

ご近所コミュニティを構築したい。そう思っても、東京ではどう動いていいかわからない。友人を引っ越しさせるわけにもいかないし、近場で若者のコミュニティスペースがあるかと言われるとそれもわからない。"電車で数駅"も確かに近いけれど、贅沢を言えば自転車で5分くらいの圏内にそういう場所が欲しい。

・公園でフリスビーやバドミントンしたい
・ただひたすらに散歩をしたい
・家でゲームやボードゲームをしたい
・ドライブやキャンプもしたい
・朝集まってホットコーヒーを淹れたい
・一緒に料理を作って食べたい
これらを一緒にやってくれる、気の合う友人が近くにほしい。

みんな東京でどうやって遊んでいるの?毎回4,000円使っても気にならないくらい稼いでるの…?わたしは平気なふりして払いながら後悔してることがけっこう多いよ…!