このブログについて

『ガラクタエッセイ』は2013〜2017年頃に運営していた、暮らしや恋愛についてのエッセイブログです。その後プラットフォームをnoteに移行して文章を書いていましたが、noteではもう少しテーマを絞ることにして、こちらで文章執筆を再開することにしました。当時のブログに新しく記事を追加していく形も考えましたが、文章が青臭く自分で読んでいられないので、気分の問題で一から始めることにしました。なお、2021年8月以前の記事に関しては、お気に入りのため過去のブログやnoteから移植した記事です。

都会の遊び場

A
「友人と会う」ために、渋谷のカレー屋さんへ行った。音楽制作の話や、ばらばらな地元のトークなどに花を咲かせながら、美味しいカレーをいただく。自宅からの往復と、ご飯代、合わせて4,000円。


B
「友人と会う」ために、高円寺で待ち合わせ。古着屋巡りをして結局何も買わず、歩き疲れたのでカフェに入った。カフェでは置いてあった「ミッケ!」(写真の中から指定された対象物を探す絵本)でずいぶん遊んだ。自宅からの往復とカフェ代、合わせて1,300円。


東京は、友人と会う・遊ぶためにとにかくお金がかかる。Aの帰り道、お金の使い方について、遊ぶということについて、すごく考え込んでしまった。しかしBの体験をして、遊ぶってこういうことだよなぁと思ったりもした。これで交通費がゼロなら自分の目指す遊びにかなり近い。

東京は金がかかると書いたが、友達と一緒にボードゲームしてる分には金はかからない。しかし実際に集まるとなると、みんなの家の中間地点でありターミナルな場所(新宿、渋谷、池袋、秋葉原…)になってしまいがち。そしてそこに「誰かの家」はないので、結果的にお店にご飯を食べに行く、という流れになる。気づけばチリツモで交際費や飲食代が膨れ上がっていく。

これを解決する方法はとってもシンプルだ。友人と同じ家に住む(シェアハウス)か、ご近所に住むかだ。

地元に住んでいたとき、近くに友人もいたし、ふらっと集まれる場所もあった。これって生活を豊かにするためにめちゃくちゃ重要なんだな、と気付かされた。近くのシェアハウスに集まって夜な夜な雑談をしたり、言葉遊びをしたり、人生について語り合ったり、SNSなんて開かなくてもたしかな人間的つながりがそこにあった。シェアハウスだけではなく、ゲストハウスやごはん屋さん、いろいろなところに安心できるコミュニティがあった。

お金はほとんどかからない。お金を使うことが悪いとか、貯めることがいいとか、そういうことを言いたいのではない。遊びに細かくお金を使うことは、自分にとって精神衛生上あまり良くない、というだけの話だ。

ご近所コミュニティを構築したい。そう思っても、東京ではどう動いていいかわからない。友人を引っ越しさせるわけにもいかないし、近場で若者のコミュニティスペースがあるかと言われるとそれもわからない。"電車で数駅"も確かに近いけれど、贅沢を言えば自転車で5分くらいの圏内にそういう場所が欲しい。

・公園でフリスビーやバドミントンしたい
・ただひたすらに散歩をしたい
・家でゲームやボードゲームをしたい
・ドライブやキャンプもしたい
・朝集まってホットコーヒーを淹れたい
・一緒に料理を作って食べたい
これらを一緒にやってくれる、気の合う友人が近くにほしい。

みんな東京でどうやって遊んでいるの?毎回4,000円使っても気にならないくらい稼いでるの…?わたしは平気なふりして払いながら後悔してることがけっこう多いよ…!

ひとことあつめ5

  1. ADHDHSPも以前より知られるようになってきて、「自分そういう気質あるんですよね」って説明しやすくなったけど、一方で「自分は○○なんだ」と言葉に呪われてはいけない
  2. 全人類一度はシェアハウス暮らしをしよう
  3. 人間の動物的なパワーを盲信していて、薬とかワクチンに本当は頼りたくない。現代の病気は現代の環境が作り出していると思う。こじらせナチュラリストになりたくないので、社会とのバランスを見つつ距離間は探っているけど。
  4. 完成された文章を書くのが苦手だから、不完全で余白のある詩を書いているのかもしれない。線は用意したからみんなで色を塗ってね、という感覚。
  5. 心が乱れるのは模様替えみたいなもの。最中は荒れているが、終わってみると気分一新。
  6. 走ってる車に飛び乗るという体験。怒られそうなことで人生はカラフルに。
  7. 推してくれてる人全員に会いに行きたい。そして褒められたい。
  8. 人を好きになる才能だけは誰にも負けない
  9. アンチ社会なので時間や約束を守ることに全然固執しない。相手が遅れてきても(わかるよ・・・)となってしまう
  10. 落とし物、めちゃくちゃ気軽に届けたいけど、交番を探す手間、取得者の情報提示などあり、急いでるときはきびいよね
  11. 二兎を追って二兎を得る
  12. レシートの英語表記(receipt)を見るたびに一度レシピと読んでしまう
  13. ていねいな人はどこまでもていねいだけど、どこでそれを身につけたんだろう。家族?友人?地域?文化?作品?天性?
  14. 文通で恋をしてみたい
  15. 病院って最初にいくらかかるか不透明だから怖くない?後で5,000円とか請求されるとおまそれ先に言え〜!?となる
  16. 円を縁と書く人種が苦手。お金いらないんやな??
  17. 笑顔だけど目が死んでるみたいな人種が一番怖い。
  18. ビール、苦いし臭いし炭酸だし好んでる人が多いの不思議すぎる
  19. コロナ時代のキスのお作法
  20. 漫画やゲームでキャラの性質や性格を表した名前をつけることはよくあると思うけど、ヒロアカの雷電気だけはちょっと許せない
  21. 16777216という数字を見たときに、ぱっと16^6が出てくる人はだいたい友達
  22. 東京住んでよかったこと:東京あるあるについていける
  23. 謎に小一時間入る用事、4時間前から心の準備しちゃうから結局5時間使ってる気分になる
  24. フェイントお知らせ選手権

ひとことあつめ4

  1. フリーBGMを人力Shazamできると勝った感じがする
  2. 好きかも!って一度思うと好きになる理由ばかり探してのめり込んでしまう人〜!!!🙋
  3. 結婚ミスマッチ、なぜ・・・
  4. ファにフラットは無いwとか言い出すと楽典オタクが黙ってない…
  5. イベントの検温、実際に帰らされてる人どのくらいいるのだろう
  6. 好きなタオル第一位:美容院でシャンプーのあとに耳の中に入れてくれるタオル
  7. 浮かれている人を見るためだけに観光地に行きがち
  8. なんとなく甲子園見てるけど野球ってルール複雑やな・・・塁の進み方とかアウトのとり方、パワプロやってなかったら知らなかっただろう。
  9. マッチングアプリ○たまにチャットできる美女図鑑
  10. すべての出会いに必然性を感じてしまうから恋が本当に多い
  11. 口説き文句が増えた。「一緒に愛ターンしよ。」
  12. 恋人募集を大々的に謳ったところで、恐れ多くて応募できないっていうパターンもけっこうありそうよね。
  13. この人は有名人枠・・・と思っている方にコメントして不意にハートを付けてもらうとやっぱり嬉しい
  14. クーラーのついていない部屋でオリンピックを見ると、暑さ的な意味で会場との一体感がある
  15. 別に自慢じゃないんだけど、競泳の世界記録、陸上なら全然勝てる自信ある
  16. 意図的に仕事しない日を作ると色々アイディア湧いてくる。息抜きは大切
  17. やみくもに頑張ればいいってもんじゃない。チャンスが見えたときに攻める体力と少しの覚悟があればいい。
  18. はじめてフライングタイガー見つけたとき「好みの店見つけた!みんなに教えてあげよ!」と思ったのに関東民みんな共通認識で知っててしょぼくれた
  19. 鼻が綺麗とよく言われるけど、幼少期に鼻炎で鼻をかみすぎた(ひっぱった)せいだと思う
  20. 時代は明るいギャルを求めてるよ
  21. 政治や規律は遠い。常に自分と身の回りの範囲を大切にする。
  22. 雨の日、大好き。どのくらい好きかって言うと、晴れ、曇りについで3番目くらいに好き。
  23. 雨の日が好きになるお家に住もう
  24. 最後に勝つのは人格
  25. ファーストリリースから抜群にかっこいいアーティスト撲滅委員会です。徐々にかっこよくなれ。

ひとことあつめ3

  1. 友だちができない・恋人ができないの原因は、究極の自己保身なんだなぁと気付かされた
  2. 「わかえりあえない」ことが前提
  3. 良質な文章は良質な悩みから
  4. 悩みを抱えて行きている人が好き。ちゃんと向き合うこと。
  5. 喋りのテンポが良くないことが悩みだったけど、穏やかな喋りにも需要はある
  6. 「一緒にラーメン行く夢見たんで行きましょう」みたいな粋な誘いに弱い
  7.  グラフの平行移動、y-p=a(x-q)に感動。y=ax+bよりこちらを習うべき。
  8. スマホという略称、未だに抵抗がある。スマフォ(sma-pho)かスマフ(sma-ph)であれ。
  9. 夜は着地点を失った感情がぷかぷかと浮いているから寂しくない
  10. この前夜中によったカフェ、美人店員しかいなかったから今日もリピートしたら男子店員しかいなかった
  11. 時を経て同じことを何回も言っている。(Twitterってそんなもん)
  12. デートを重ねるごとに、求めているのは非日常(デート)ではなく日常(同棲)なのだと気付かされる
  13. 身長小さいことも、声が細いことも、今ではすっかり気に入っている
  14. おはようございます!フォロワー1万人ありがとうございます!(〜というツイートの予行練習)
  15. ルーティン続けられる人本当尊敬する、と同時に、そもそも体の仕組みからちがうんだろうという諦めも。
  16. ※「わかえりあえない」ことが前提
  17. LINE交換したい人いたら、その旨LINE送ってください!
  18. 一緒に夜道を歩いているとき、平然と赤信号を渡られるとちょっと嫌いになる
  19. まわりにADHDじゃない人いるの?ってくらい囲まれてるけど、類友
  20. 気持ちいい秋晴れのもと、ぼーっとしているだけで幸福度かなり高い
  21. 一次情報、原体験を集めることこそ人生
  22. 新しく2ピースのバンドを始めたい。方向性は野外フェス似合いそうなやさしく明るい感じ。当方夫パートにつき、嫁パートを募集します。将来的には子パートを追加し、編成拡大も視野に入れています。
  23. もっと街中に音楽やアートが溢れてほしい
  24. ちょっと涼しくなると永遠にホットコーヒーを飲み続ける

メガネ時代

以前電車に乗っていたとき、ふと近くの女子学生(おそらく高校生)の会話が耳に入ってきた。前後の文脈は聞き取れなかったが、「メガネ時代」という言葉が聞こえてきた。


「メガネ時代」という単語だけで、前後関係はわからないが、それでも「メガネ時代」の持つ奥行きに妙に惹かれてしまい、その先の会話に聞き耳を立てることもなく「メガネ時代」の意味を考えてみた。

まず、当たり前ではあるが「メガネ時代」の「時代」は冷戦時代や戦国時代のような、いわゆるeraの意味ではないだろう。人生におけるある特定の時期としての「時代」だ。そしてその意味での「時代」は現在進行系ではあまり使われない。例として、新潟に住んでいた人が東京に引っ越して今も住んでいる場合、新潟時代という表現はしても、東京時代とは言わないだろう。つまりここでの「メガネ時代」を直訳すると、メガネをかけていた<過去の>ある時期、という意味になりそうだ。

ここまでの前提条件から、<中学生まではメガネをかけていたけど、高校生からコンタクトデビューをしてメガネを卒業した>みたいなストーリーが想像できる。仮にそのストーリーが本当だとすると、なんでわざわざ眼鏡からコンタクトに変えたのだろうか?という部分にも興味が湧いてくる。<耳や鼻に異物感があるのが嫌だ>とか、<おしゃれに気を遣って>とか、<高校から気分を入れ変えるために>とかいろいろな理由がありそうだ。理由が<高校から気分を変えるために>だとしたら、<中学では冴えない日々だった>からなのか、<中学校を卒業して何か挑戦したいことが出来た>からなのか、無限にシナリオを膨らませることができる。

もちろん、全て想像の域を出ていないが、たった一つの単語から世界が広がっていくのは面白いなと思った。

圧倒的な孤独を手懐ける

島に移住してから4ヶ月が経とうとしている。思い描いていた理想の生活とかけ離れているわけではないが、圧倒的に足りないのが友達だ。シェアハウスに住めば解決することだと思っていたが、コロナ禍の影響もあり人の出入りがまったくない。島で行われるイベントも軒並み中止である。仕事も一人だし、ご飯を食べるのも、ドライブに行くのも一人だ。

マッチングアプリも同時並行で試しているが、出会いより先に疲弊が来るようになってしまった。新しいマッチングサービスを作ったほうが楽なのではないかと思い、今はそれを計画したりしなかったりしている。

そんなこんなで、移住してからは圧倒的な孤独とずっと戦っていた。観光に遊びに行くのも、ご飯を食べに行くのも、一人では体験を共有できず悶々とする。身の回りでも、SNSの向こう側でも、友達や恋人と一緒に過ごす人の投稿が目につく。みんながみんなが一人なら納得行くが、自分だけが一人という状況が切ない。そもそも人間なんて一人で生きられるものじゃないから、バグっているのはこっちだという事実が余計に切なさを増幅させる。

孤独を逃れるために、友達を作ろう、恋人を作ろう、といろいろなことを考えてみたが、結果としてこれはどうにもならないというところに落ち着いた。孤独から逃れるのではなく、孤独を手懐けることで、とりあえず今の状況が良くなるまでは待ってみよう、という作戦だ。孤独から逃れるためには知らない人に声をかけたり、思い切った人をかけてみたりと、けっこうなエネルギーがいるが、手懐けることでエネルギーを節約することができる。ここに落ち着くまでに3ヶ月以上かかり、一時期は孤独をこじらせてだいぶ病んでいたと思う。

孤独を手懐ける方法は、孤独であってもそれを忘れるほどなにかに没頭したり、心を空っぽにする、ということだ。こうしてブログを書いている時間も、孤独は自分の心を侵食していない。音楽を作っている時間も孤独を忘れるほど熱中するし、焚き火をしている時間は孤独はあれどもそれを変に悲しむことはない。孤独と上手に付き合う方法がこの歳になってようやくわかってきた気がする。孤独を恐れて何もできない状況が続くと、本当に何も状況が変わらないので、少しでもできることを進めて状況が好転するそのときを虎視眈々と狙いたい。