facebookやってますか?フィルター

人の集まるところに行くと、一定数で「危ない」匂いを放つ人に出会う。危ない人というのは、暴力的だとか、薬をやっているとか、そういうことではなく、ネットワークビジネスをしている人、思想が偏りすぎている人のことである。「意識高い」をこじらせている感じの人もちょっと危ない。

そういうたぐいの人は、ほぼ例外なくfacebookが好きだ。人脈という言葉が好きだ。やたらポジティブだ。覚えたてのマーケ用語を使い、目的もないのに起業したがる人も多い。おっと、口が悪くなってしまった。

この「危なさ」はその人と1分くらい会話すればだいたい分かる。ビジネスや投資はいいよね、自分の時間が自由に使えるのはいいよね、みたいな方向に話を持って行こうとする。やたら共感・賛同してくる。

 


最近、こういう人に共通する特徴を見つけた。それが、タイトルの「facebookやってますか?」である。これを聞くのが危ない人、というわけではない。聞くタイミングが重要だ。結論から記すと、会って5分以内に聞いてくる人は「危ない」確率が高い。そうでない人は、別れ際に連絡先として聞いてくるもの。もしくは、話の途中でSNSの話題になった時など、自然な流れであれば問題ない。

そんな流れを無視して、会ってすぐに「facebookやってますか?」と聞いてくる人は、ただ単に人脈(という名の友達リスト)をつくるのが好きで、「意識高い」をこじらせている人である可能性が高い。

 


わたしは会った人であれば基本的に承認するので、前述の「危ない」人もリクエストを受け入れているんだけど、ほとぼりが冷めた頃にこっそり友達解除、またはフォロー解除をしておく。

「みなさん、人生を思いっきり楽しく生きる方法を知っていますか。会社勤めでは給料は変わりません。休みは増えません。できる人は、自分で稼ぐ方法を確立しています。稼いだお金は、投資に使います。お金を増やせば自由になれます!」

みたいな投稿してて、見ているだけでエネルギー吸い取られるもん。

自分でそう思っているだけなら危害はないんだけど、「危ない人」は上記のような考えが「正義」だと思っている上に、他の人にも教えてあげなきゃ!という使命感を持っている。ネットワークビジネスに関しては、教えてあげなきゃ!ではなく、利用しなきゃ!である。こわいこわい。