添い寝まで持っていくときのデートプラン
恋愛テクニックや恋愛工学みたいなものに、まるで興味がない。それは前回の記事で書いたように、「好き」の種類がたくさんあって、それに付随して付き合い方もたくさんあるから、そもそもテクニックなんて一部にしか通用しないと思っている。
などと言いながら、たまにこの人と添い寝したいな、という気持ちになることがあり、別にテクニックを意識しているわけでないけど、これを実践するとお互いにしあわせに添い寝をできる気がする、という方法をいくつか見つけたのでシェアしてみる。
1.) 恋愛の話をする
お互いに恋愛の話をする。恋愛の話をすると無条件で気分が高まる。一説によると、恋愛の話をしているときのドキドキ感が、その相手との恋のドキドキ感と錯覚してしまい、より好きになる効果があるとか。
お互いの恋愛観を話し合っていくのも単純に楽しい。そこで価値観が一致すればその先に進めばいいし、合わないようなら諦めればいい。
恋愛の話は恥ずかしくて急に切り出せないでしょ、という意見もあると思うが、これにも秘策があり、まずは勇気を出して自分から赤裸々に話してみる、といういたってシンプルな方法が効く。
「実は最初の彼女ができたの中一のときでさ、めちゃはやいよね(笑)でもなんと、その人・・・!うんぬんかんぬん」
→ 相手も今までの恋愛の話をしやすくなる
「恋愛については常々思うところがあってさー、正直一人に絞るのって難しいんだよね〜うんぬんかんぬん」
→ 相手も恋愛の価値観の話をしやすくなる
自分から話しても話してくれない相手は強敵。でも楽しければなんでもいい。
2.) 温泉に入る
温泉に入ると、体がふわふわする。このふわふわが、性欲が高まったときのそれに似ている(私はこれを溶感覚と呼んでいる)。風呂上がりってなんだか無性にスキンシップしたくなるが、まさに溶感覚の気持ちよさによるものだ。
ここからは面倒くさいことはなにもない。風呂上がりにニコニコしながら「ちょっとくっついていいー?」と言うとだいたいOKもらえる気がする。普段かわいいキャラで通しているので、自分で言うのも何だけどこれはシンプルかつ有効な手段だが、実践に際し責任は取れない。これは攻略法ではなくエッセイとして楽しんでほしい。
スキンシップは入り口が重要なので、一回触れることができればほぼほぼ勝ちだ。重要なのは、相手の許可をちゃんともらうこと。そこで相手を嫌な気分にしてはいけない。
3.) 車内でスピッツを流す
スピッツはねー、卑怯ですよ。自分が単純に好きだから流してるってのもあるのだけど、さわやかなエロさと言うのだろうか、曲や声の気持ちよさが気持ちを高ぶらせる。
注意して聞かないとわからないけど、そもそも歌詞にけっこう詩的・上品なエロさが含まれている。
Vocal草野マサムネさんの高音は、なんというか、空気との境界線に溶けるような性質で、やっぱり性欲のそれと似ている。”渚”の「さめないで」とか、”ロビンソン”の「ルララ宇宙の風に乗る」とか。
おすすめアルバムは、夜だったら三日月ロック、昼だったらさざなみCD、ストレートなエロさだったらハチミツ。
4.) 一緒に体を動かす
一気に相手と仲良くなるコツは、一緒に体を動かすアクティビティをすること。山登りするとか、バドミントンするとか、なんならその辺を散歩とか、そういうのでも大丈夫。ちょっとした疲労感と達成感が、二人の距離を縮めてくれるだろう。思い出してみると、体を動かしたあとに実は会話が弾んでいることが多い、ということはよくある光景だ。
体を動かす以外にも、「共有体験」が重要だと思っていて、面白い光景を見る、美しい景色を見る、ハプニングに合う、なども大きな前進になる。
二人でデートしていれば全てが勝手に共有体験になるので、あまり意識しなくてもいいのだけど、ここで重要なのはその体験をハッピーに持っていくことだろう。
たとえば、山登りしたあとは、「はー、疲れた、ちょっと休憩したら帰ろう」じゃなくて、「やー!!山頂で飲む水は一味違うね!!」で攻めるべきだし、ドライブ中に時速30kmで前を走っている車がいたら「なんだよアイツ、めちゃ遅いなーー、、」じゃなくて、「すごいゆっくりだね(笑)僕達もたまにはゆっくり走ってみよー!(景色も見れるし、君とたくさんお話できる!)」で攻めるべき。
ストレスになりがちなハプニングも、言葉一つで簡単に楽しい時間に変えることができる。大事なのは今を楽しむ余裕と無邪気さ。
文章だとあまりニュアンスが伝わらないので、どういうことかわからない人がいたら僕と遊んでみてください。読んでいる方が女性だったら、実際に僕とデートしてみてください。めちゃくちゃ楽しいよ!☺
5.) 否定しない
これはもはや大前提なのだけど、相手のことを否定してはいけない(この文章が否定形になってるのはおいておく)。それは違うんじゃない?とか、俺はこっちのほうがいいと思うけど、みたいなのは相手のテンションを下げてしまう。
たとえば、相手の「海に行きたい!」に対して、「遠いから嫌だ」とか「暑いから嫌だ」とか、ストレートに返したらダメ。そんな人はデートなんかしてないでうんこして寝てくれ。
ベストは、「え!サイコー!行こ!!(偏差値低め)」ですが、本当に行きたくない場合は代替案を示そう。「海!楽しそう!だけど、今日は混んでそうだから○○は?」のようなニュアンスだろうか。
「えー、一人で行ってきてね(笑)」みたいな、冗談を差し込むのも効果的。わたし自身もかわいい冗談をいわれると相手のことをめちゃ好きになってしまう。
添い寝に持ちこむ
以上のことをまとめると、要は「相手を楽しく、気持ちよく」させれば良い。しかし、テクがあるからと言って、機械的にやってはいけない。ちゃんと愛をもって接しよう。
1.〜5.まで意識して一日遊んだら、もうなんでも言える仲になっているだろう。「ハグしたい」「添い寝したい」、と「少年のように」伝える。かっこよさではなく、素直にかわいくナチュラルに。ここが一番大事。
粘着質な性欲を感じてしまうため、恥ずかしがってゴニョゴニョ言ってもいけない。そのために今日遊んでたの?と思わせてしまうだろう。素直な気持ちであれば、どもらずに伝えることができるはず。
結局最後は、どれだけ相手のことが好きか?相手のことを思いやれるか?ということが重要になる。