本日の後悔:美容院にて

タイトルを見て、「ああ、髪切りすぎたのね」とか、「オーダー失敗したのね」とか思うかもしれないけど、わたしはそんなことでブログを書かないぜ。

今日はお昼にカフェへ行って友達と会い、その後時間が空いたので、前から切りたいと思っていた髪を切りに行くことに。予約制じゃなくて、ふらっと立ち寄れるところなので、そのまま美容室へ。

そうそう、わたしは美容室は安ければどこでもいいかなーという気持ちで、予約もなければ指名もないところへ通っている。カットで1,800円。1000円カットには負けるけど、クオリティのバランスも見てこの辺が一番安定している気がする。

指名もないものだから(指名はできるがプラス料金)、切って貰う人は毎回ランダムで、気の合う人もいれば合わない人もいる。

今日の担当は誰だろうと椅子に座って待っていたら、「よろしくお願いします」と声をかけてきてくれたのが、なんとも自分好みのゆるふわ系の美少女。え!!!いいの!!!1,800円でこんなサービスうけていいの!!?

「今日はどんな感じにしますか?」

「そうですねー、前回と同じ感じ・・・って伝わりますか?」

「はい、(カルテを見ながら)えーと、サイドと襟足が刈り上げで、~うんぬんかんぬん」

「では、今回もその感じでお願いします。あ、前髪は前回より短く、まゆ上くらいでお願いします。」

「はい、大丈夫ですよー。」

その後はある程度無言が続いた。自分から話すのも苦手だし、そもそも美少女すぎて緊張してしまい、余計に話せない。受けた印象としても、相手もそんなにコミュニケーションは得意じゃなさそうで、少し不安な表情を思い浮かべていた気がする。まだ始めたばかりなのかな?・・・と聞けばよかったんだけど。

そう、本日の後悔は。

かわいい美容師さんと全然お話できなかったこと!

 

そういえば、さきほどの会話の続き、こんな感じだった。

美「(髪を触りながら)今日はなにかつけていますか?」

僕「いや、今日は何もつけてないですねー。」

 

愚か者ですよ僕は。ここで、次のように返していれば、その後のコミュニケーションは円滑に進んだはずなのだ。

 

美「(髪を触りながら)今日はなにかつけていますか?」

僕「いや、今日は何もつけてないですねー。しいて言えば、寝癖がついています。」

 

きたーー!!クリーンヒット!!

 

美「あはははっ!確かに、ちょっとついてますね。でも、それがまたかわいいですよー。」

僕「お恥ずかしいです・・・。でも、お姉さんのほうが確実にカワイイですよ!」

美「そんなことないです!もう、やめてくださいよー!」

僕「僕は本当のことしか言わないですよ!」

美「またまた、そうやって色々な人を口説いてるんですかー?笑」

僕「いやいや、女性にかわいいって言ったの今年初めてですよ!」

美「今年はまだ始まったばかりじゃないですかー!」

僕「あれ、バレました?笑」

二人「あははははっ!」

 

・・・という展開が待っていたはずなのだ。

その展開をわたしは最初の一言で台無しにしてしまった。こんな展開が待っていたら、その後も会話がスムーズになるのに。会話がスムーズになって、意気投合して、常連客になって、次回からは指名するようになったはずなのに。3回くらい通ったところで、「いつもご指名ありがとうございます!」「○○さんの腕前に惚れちゃったんですよー」っていう会話をかわして、本当に惚れているのはその人自身に対してで、終わった後にLINEとか交換しちゃって一緒にごはん行って、いつの間にかデートみたいなことするようになって、一緒に冬の星を見に行って、「寒いね、」っていいながら手を繋いで、澄んだ空気に二人の愛を浮かべられるはずだったのに!!

 

そもそも、一番の後悔は名前聞き逃したことだよね。指名すら出来ないね。